やさぐれリーマンの挑戦

田舎のペーペーやさぐれサラリーマンが、気まぐれ社長によって突然にもたらされた人生の壁に挑むことを記した日記です

忘年会①

今日はフットサルとサーフィンやってるサークルの忘年会だった。


基本、小中の同級生やその先輩後輩の集まりなんだけど


ほとんどみんな自営業を営んでいる。


業種は実に多様で、飲食店、建材屋、板金工、美容院、塗装工、大工などなど。


雇われ組は俺と、消防士と、もう一人地元の市役所に勤めてる出世頭君くらいかな。




みんな家庭を持ったり、社会に揉まれたりしているせいか丸くなった。


学生時代と変わらないテンションに見えてもふとした瞬間に見せる


不安や疲れのような表情。いつも観てはいるものなんだけど。


いろいろ私生活で抱えるモノも数も重みも大きくなっていくんだなあ。




ふと、友人Aが俺氏に言った。


A「中小企業診断士の勉強??難しそうだなー。
 ところでお前、そんな小難しいモン目指すほ 
  ど、頭良かったっけ??


俺氏「え!ええ!?(ドキ)  そりゃ なんつたってお前・・
      う・・・ううむ があああああ!! うるせえよ ボケェ・・・・」


かなり酔いもまわり、ぼんやりしてきたときに不意に投げかけられる
親しいがゆえの直球な疑問。とても耳に痛い疑問だ。
気付くとAの頭を揉みクシャにしている自分と、
俺氏の胸倉を掴み、何か叫んでるA、制止に入るまわりの連中に気が付いた。


正直、俺だってこんな資格
最初から取ろうと思って自発的に勉強を始めたわけではない(?)のが本音。
(志を持って学習を進められてる受験生の皆さん スミマセン・・・)


今の状況は、例えるのなら
鞍に乗った農夫によって鼻先にニンジンをぶら下げられ、
それに向かって走り回る馬と同じ。


自分自身の中でさえ、今後の学習についてやや迷いのある現状や、
目標に向かって堂々と努力を継続するための支えとなるような成功体験を持っていない
俺氏にとって、そんな「直球」な問いかけは冷や水を浴びせられるような感覚に近く、
かなりの酔いもあってか、その時は全く答えられず、思わず手が出てしまった。


もう30過ぎた大人がみっともねぇわ・・・




2次会は近場の串揚げ屋へ。


ほろ酔いの友人たちは一転して、経営上の悩みや不平不満を吐露する場になる。



売り上げが下がる一方だ。


求人が集まらない。


バイトや従業員がすぐに辞める。


人手が足りない。


設備更新するにも金がない。もしくは借りたくない。



半分以上は友人達に対するささやかながらの見栄もあってか、
自身の事業のイケイケな部分をクローズアップしているんだけど・・・


出るわ出るわ。
それらに隠れた(隠した)しょうもないけど切実な悩みが。
隠しているようで隠せていませんよ・・・


俺も経営企画を業務としているサラリーマン。
この4年で少しは培うことができたであろう「勘」のようなものが脳内で
悩みを自動翻訳する。つーか多分そのまんま言葉に出てるんだろうけどw


そのような言葉にならない悩みを聞いて・・・ふと思った。




今、学習していることは、こういう経営者が抱える問題点を指摘し、
解決法を導き出すためのスキルを磨いているに他ならない。(今更ながらだが)


極々少ない可能性のほんの一端ではあるが、
こいつらに何かアドバイスし、経営の手伝いをする未来の自分を少し想像してしまった。
(ま、基本的に 現在の社長に付き従う企業内診断士しか想定はしませんがね)



それでも・・・・
もしかするとこの想像は明日以降、学習の筆を少し勢い付けるものになるかもしれない。

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